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マクロとVBA

マクロについて

マクロの正式名称は、Macro Instruction…直訳すると、大きな命令という意味になります。その名のとおり、いくつかの小さな命令を集めて、ひとつの大きな命令として扱えるようにしたものがマクロです。

現実世界にも似た例はあります。たとえば洗濯機だと、水を注ぐ、洗う、すすぐ、脱水するという4つの命令が、洗濯するという1つの命令に集約されています。洗濯マクロとは呼びませんが、考え方は似ています。

VBAについて

マクロは小さな命令の集まりであると書きましたが、Excelに日本語で命令しても動かないので、Excelに理解できる言葉で書いてあげる必要があります。そのマクロを記述するための言葉がVBA言語です。

Excelにマクロの記録という機能がありますが、あれはエクセルの操作を自動的にVBA言語で記録してくれる機能であって、その機能だけを指してマクロと呼ぶのは間違いです。

VBA言語と、Excel VBA

Excel VBAは、純粋なVBA言語とExcelの操作に大別できます。一般的にはこれらをあわせてExcel VBAと呼びますが、セルの操作などは純粋なVBAの命令ではなく、Excelがもともと備えている機能をVBAから呼び出しているに過ぎません。

マクロの構成図

Excel関連の命令はExcel操作の種類の数だけありますので、全部覚えることはできませんし、その必要もありません。

対して純粋なVBAは、覚えることは数えるほどしか無く、あとはそれらをどう組み合わせるかを考えることがメインになってきます。これは日本語の「てにをは」に相当するくらい基本的な部分で、まずVBAを覚えないと役に立つマクロは作れません。

覚えなければいけないのはVBAの方で、Excelの操作は都度調べるものであると割り切ってください。Excelの操作は、よく使うものは自然に覚えますので問題ありません。

このサイトで配布している入門教材では主に純粋なVBA言語について解説しています。